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【MCNのメリット】信用を得るためのMCN活用術

前々から、 「MCNは芸能界で言えば芸能事務所のようなものにあたる」 と説明してきた。

https://twitter.com/1kazu8ya/status/368986679681376257 しかし厳密に言えば異なる点もある。 確かに、理解する道すじとしては良いのだが 未だに混同している人は多い。

今回はこの点について見てゆこう。

まずは、改めてMCNの定義を再度確認するところからはじめることにしよう。 MCNは、どのような役割において定義されているのだろうか?

Youtube(つまりその元であるgoogle)が提供している マルチチャンネル ネットワーク(MCN)の概要 には、こう記載されている。

マルチチャンネル ネットワーク(MCN)とは、複数の YouTube チャンネルと提携し、視聴者の開拓、コンテンツのプログラミング、クリエイターのコラボレーション、デジタル著作権管理、収益受け取り、営業などを含むサービスを提供するサードパーティ サービス プロバイダ

重要なのは、このあとの記述だ。

MCN や他のサードパーティ サービス プロバイダは YouTube または Google が承認支持しているわけではありません

つまり、簡単に述べるとするとMCNは Youtubeが認めている存在」 ではないということだ。 MCNだからと言って、特別に守られていたり、特殊な権限を持つわけではない。 利用規約違反となったYoutubeアカウントが利用停止の措置に陥るのと同じように 通常のYoutubeアカウントでしかないMCNもまた同様にアカウント利用停止の措置はありえる。 言い換えると、決してMCNはYoutubeの子会社のような立場ではないのである。

「YouTuberにとっての事務所は、芸能人にとっての芸能事務所のようなもの」 これは初めにMCNを理解してゆく際には非常に理解しやすい概念なのだが そもそも ・芸能人が事務所を通じてテレビ出演をする ・YoutuberはそもそもYoutubeのプラットフォームではじめから動画を投稿している という点はまったく異なるのだ。 おまけに特殊な権限も、保証があるわけでもない。 MCNがYoutubeから収益を得ているという点も大きな違いといえるだろう。 (Youtuberの収益の20%、あるいは50%という話もある)

しかし、こう断定してしまうとまるでMCNに所属する価値が薄れてしまっているように思われるかもしれないが、そんなことはない。 社会的信用 を得るためにMCNを活用するクリエイターも多いのだ。 このメリットは非常に大きい。

MCNによって得られる社会的信用について、例を挙げると…

Youtuberが活動を行う上で、いわばオフ会のように ファンが集まる場所などを集めることもある。 人気ユーチューバーともなると、公園や路上にて行うパフォーマンスが問題になることもよくあるだろう。

そういった場合に、大きな会場を押さえようにも現状Youtuberはあくまで 個人 である。 事務所を通じて、会場の利用申請を行うほうが良いことは間違いない。

https://www.youtube.com/watch?v=tZPkxjIu7s4

もう一点のメリットは、企業側から考えてみると分かりやすい。 何かの新商品の広告宣伝を依頼するとして、 ・個人のYoutuber ・MCN所属のYoutuber どちらに依頼するほうが良いだろうか?

個人だと、満足行くクオリティに届かないかもしれないし期日までに完成するのだろうかという不安を抱く場合もあるだろう。 費用、手数料についてもクリアになることが多い。

https://twitter.com/terunari/status/700178624519929856

https://twitter.com/RetroGameTV/status/660065880211001344 個人が自由に表現できる、Youtuberという生き方 しかし、その力を最大限に発揮する、あるいはより大きな影響力を持ってゆくために MCNは活用できる。 いつ、どこに、どのような形で所属するかそれだけ重要な選択になるだろう。