【ゲーム実況・前編】ゲームから生まれたクリエイターたち
今回は今までと少し変えた話題で進めてゆこう
ネット上で人々が価値を感じるコンテンツは多種多様だが 中でも、「遊び」の要素が強いもの それが「ゲーム実況」だ。
ゲーム実況はいつから始まったのだろうか?
話はなんと、2003年に遡る。今から14年前と言うから驚きだ。 Youtubeにはじめて動画が投稿されたのが2005年なので、それよりも2年前の話になる。
発端はテレビ番組の一つの企画だった。 当時『ゲームセンターCX』という番組が放送されており、その内容は よゐこの有野晋哉がゲームをプレイする様子を見せる、というものだ。 番組内で「有野課長」と名乗っていたので、その名称で覚えている人がいるかもしれない。
プレイしたゲームはいわゆる「レトロゲーム」と呼ばれるもので古くから愛されるものだ スーパーマリオ、ギャラガ、イーアルカンフー、グラディウス、魔界村… 今の30代~40代の多くが知る名作の数々である。 (そして2017年の今でも番組はフジテレビの深夜枠にて放送されている)
有野は決してスーパープレイを見せる訳ではない。 どちらかというと、プレイは下手 しかしそこが斬新なのだ 上手いプレイをみせる動画はいわば玄人向け 一般人がゲームをプレイすると、多くの人が感情移入しやすくなる。 これがまさにゲーム実況の原点なのだ。
その後ゲーム実況は発展してゆく
2006年にはニコニコ動画がスタート 動画内にコメントを投稿できたことが、ゲーム実況の普及にも一役買った。
2007年、2008年はいよいよ ニコニコ動画にて実況が大きく流行りだす。 ・一人でプレイするもの ・多人数でわいわいプレイ ・文章読み上げソフトを使用したゆっくり実況 実況のバリエーションも一気に増え、賑やかなものとなる。
ゲーム実況はゲームそのものがコンテンツとなることから、ユーザも接しやすいものだった。 また、 ・懐かしいゲームを見たい ・新しいゲームについて知りたい ・攻略の情報が欲しい人 ・忙しいのでじっくりやり込むゲームをする時間が無い ・怖いけどホラーゲームが気になる などの幅広いニーズを満たしてゆくのだ。
こうして生まれた、新しいクリエイター
一気にゲーム実況の投稿者、コンテンツ数が増えてゆく中で、視聴者の見方も変わってきた。
もともとは 「○○のゲームが好きだから、ゲーム実況を見る」 だった動機が、いつしか ゲーム実況者本人が好き となってきたのだ。 ここから、ゲーム実況配信者の一部は、クリエイターとなってより大きく成長してゆく。
https://www.youtube.com/watch?v=2VCtfqWLB_E
https://twitter.com/sakono1075/status/856818852130422785
長くなったので、続きは次回 ゲーム実況をアップする際の注意点などについて見ておきたい。 最後に、意外な人物がゲーム実況を行っている(?)ので紹介しておこう。 https://www.youtube.com/watch?v=6_o6wmONHqk