「インフルエンサー」が作る未来

世の中を変えるか!?YouTuberを始めとする、様々なインフルエンサーの可能性を考え、最新情報を発信します。

MCNの成長とクリエイターの未来

日本ではまだまだ情報も少ないMCNだが、海外では国境を超える一大メディアとして機能している。 海外で特に有名なMCNは「Fullscreen」である。

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FullscreenはYouTube上で人気を誇る、音楽家やシンガー、コメディなどで自分のチャンネルを持つ個人のパフォーマーを抱えており 登録チャンネルは10000 チャンネル購読者は1億5,000万人 月間視聴数は25億ビュー を誇る。 また、クリエイターたちに技術的なツールを提供する点も強みとして働いている。 自分のチャンネルのアクセス分析や、動画の管理を行うことでクオリティが上がってゆく仕組みだ。 このように、海外には日本ではまだまだ考えられない規模でマーケットが動いている。

また、海外ではゲームの需要が非常に大きい。 「MACHINIMA」はゲーム専門のMCNである。 特に海外ではFPS(一人称視点シューティング)のゲームの人気が高く、様々なプレイヤーや開発者へのインタビューなどが行なわれている。

あくまでこれは海外の一例であり、他にもこういった例が多数ある。 では日本はこれからどうなってゆくのだろうか?

当然、日本ではuuumの動向が重要になるだろう。 2016年に東京、大阪、広島、宮城、愛知、福岡で行われた「U-FES」ではYoutuberに会いたいと集まるファンが集まるばかりか、クリエイターとして成功したい若者の希望を育むイベントになった。 [youtube https://www.youtube.com/watch?v=qTZEyw0Xd7A?ecver=1]

『1000人のYoutuber募集!!』といった広告を様々なサイトに掲載していたuuumだが、 「Youtuberになれば有名になれる?」 「MCNに入れば、あの人にも会える?」 「仕事として収入になる?」 このように考える人はとても多い。 そしてそれを可能にするためのMCNというビジネスモデルが存在するわけだ。 なので日本のMCNの今後の成長は、Youtuberなどクリエイターたちの成長とは切っても切り離せない関係となっている。 (もちろん、個々の発信力、コンテンツ能力が大事なことは当然なのだが)

このように、海外の規模と比較するわけではないが、日本でもYoutuberが個々のつながりを強めたり、MCNをうまく使うことで大きく活躍する場を見出している。 今後は他のイベント、事務所、TVメディアとのコラボも増えるだろう。 前回はYouTube FanFest Japanの規模について書いたが、日本にはまだまだ大きなライブイベントも存在する。 フジロックロッキンなどはもちろんだが、モテワンコンテストといった、1万人を超えるようなイベントにYoutuberが登場する日もあるのではないか。 リアルとネット ネットとテレビ これらの垣根は今後も曖昧になり、より新しい価値を提供してくれるに違いない。